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Randy Kroszner教授のMoney & Banking

Chicago Booth 2年生のYです。

授業紹介が続いていますので、私も今学期受講している授業を一つ紹介します。Randy Kroszner教授のMoney & Bankingです。Kroszner教授は今年1月までFedのgovernorを務め、今学期がChicago Boothに戻って初の授業となりました。Fedの前にはCEAのメンバーになっていたりと、academicの業績もさることながら、実務の面でも活躍されている人です。肝心の授業の内容ですが、米国の金融システムや金融政策などから昨今の金融危機に絡んだトピックまで広く扱います。

なぜこの授業を取り上げているかというと、授業の進め方が(私が想起する)典型的なビジネススクールの授業のイメージとは少し違っており、Chicago Boothではこういうスタイルの授業もあるのだということを紹介したかったからです。

例えば、Boothでもstrategy系の授業などでは典型的に、assignmentとして週に1~3つ程度のcase readingとwrite-up、それに関連するテキストの数章分を読む、などが課されます。しかし、この授業ではreading assignmentの対象がcaseではなくacademic paperないしはFedの発行するreport及びspeechなどになります(この授業に限らず、Boothでfinance関連授業を取っていると、academic paperがreading assignmentとなることがしばしばあります)。この授業に関しては、制度面などに関するpaperが多いため、数式が乱舞するようなことはありませんが、ちゃんと理解しようと思うと、やはりしっかりと読み込むことが必要になります。

また、授業がlecture形式で進められます。lecture形式といっても、教授が学生に問いかけるかたちや学生からの積極的な質問などが多く、受動的にただ聞いているだけというわけではありません。また、guest speakerが参加することもありますが、基本的には教授の話を聞くかたちで授業が進展していきます。

こんな感じで、ビジネススクールの授業としてイメージされるものとは少し違っているように思いますし、その意味で好き嫌いの分かれる部分はあると思います。しかし、上記のとおり教授は優秀かつ、金融危機の中、Fedの中枢で政策対応を実際に判断していた方なので、話を聞いていると非常に勉強になります。マクロ経済の人気教授が、「RandyがFedを去ることになったのはFedや米国経済にとっては損失だが、Boothの学生にとっては大きな財産だ」というようなことを言っていましたが、金融システム・制度の改革の必要性が言われる中で、Kroszner教授の知見をシェアできたのは私にとって今学期の大きな収穫となりました。

BoothではKroszner教授以外にも、Raghuram Rajan教授やAnil Kashyap教授、Douglas Diamond教授など、金融・経済関連で優秀・有名な方が非常に多いです。授業としても、今年から開講されるThe Analytics of Financial Crisesというそのものズバリの授業や、Financial Risk Management、Structured Financeなど現在の金融危機の背景を理解するのに有益な授業が多く提供されています。過去の投稿にもあったように、Chicago Booth = Financeというのは必ずしも正しくはないのですが、やはりこの辺りの教授陣・授業の充実度は相当すごいものなのではないかと思います。金融関連キャリアを考えている人間にはこれ以上ない環境だと日々実感です。
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Author:Chicago Booth 日本人在校生一同
The University of Chicago Booth School of Business (Chicago Booth)MBAプログラムの日本人在校生によるブログです。

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